
相談者うっかり日焼けしちゃって、帰ってきたら顔と腕が真っ赤でヒリヒリします…。とりあえず何をすればいいですか?
Relashまず落ち着いて、冷やすことから始めましょう。冷水で絞ったタオルなどで、ほてりのある部分をやさしく冷やします。そのあとのケアや、避けたいことを順番にお話ししますね。
夕方、帰宅して洗面所の鏡を見たら、頬と鼻の頭がほんのり赤くなっている。お風呂に入ろうとしたら、腕がヒリヒリして服が触れるのも気になる。「ちゃんと日焼け止めを塗ったのに」「ちょっとの外出だと思って油断した」と、後悔する夜もあると思います。
先に結論をお伝えします。日焼け後のケアでまず大切なのは、冷やすこと、刺激しないこと、そして水分と保湿を補うことです。反対に、熱いお湯、強いこすり洗い、皮をむくなどは避けたい行動です。水ぶくれがある、腫れが強い、発熱や強い痛みがあるなど、いつもと違う強い症状は、皮膚科を受診してください。この記事では、日焼け直後から数日間のケアの流れ、やってはいけないこと、受診の目安、その後の色づきとのつきあい方、次の日焼けを防ぐコツを、公的資料をもとに解説します。

日焼けは、紫外線による皮膚の炎症、いわば軽いやけどの状態です。環境省の『紫外線環境保健マニュアル2020』では、日焼けしすぎたと感じたら、なるべく早く冷水で冷やしたタオルなどで冷やすと、症状がいくらか軽くなると案内されています。まずは室内の涼しい場所に移動して、肌のほてりをしずめていきましょう。
冷やし方のコツは、タオルを冷たい水で濡らして絞り、ほてりのある部分にそっと当てることです。氷や保冷剤を使う場合は、直接肌に当てず、タオルで包んでからにしてください。冷やしすぎは肌への刺激になることもあるため、数分当てて様子を見て、ほてりが落ち着くまで繰り返す程度で十分です。シャワーを浴びる場合は、ぬるめか冷たいくらいの水温で、水圧を弱めにして軽く流します。
次に、体の中の水分を補いましょう。日焼けした日は、屋外で汗をかいているうえ、肌からも水分が逃げやすい状態です。水やお茶、スポーツドリンクなどをこまめに飲んでください。ほてりが強い、頭痛や吐き気、ふらつきがあるなど、体調がすぐれない場合は、日焼けだけでなく熱中症の可能性も考えられるため、涼しい場所で休み、症状が重いときは医療機関に相談してください。
その夜の過ごし方も大切です。服は、肌に触れる面積が少ない、ゆったりした綿などのやわらかい素材を選びましょう。ストラップやベルト、きついアクセサリーは、日焼けした肌をこすって刺激になります。寝具も、汗をかいたまま使うと不快に感じやすいので、清潔でやわらかなものに替えると、ヒリヒリで眠りにくい夜も、少し過ごしやすくなります。
日焼けの経過を知っておくと、慌てずに過ごせます。環境省のマニュアルでは、日焼けによる赤みやヒリヒリは、日光を浴びて数時間後から現れ、8〜24時間でピークになり、2〜3日で落ち着いていくと説明されています。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、翌日には痛みを伴う赤みや腫れが現れ、約1週間後に傷ついた皮膚が薄い膜状になって剥がれ落ちると紹介されています。
つまり、「帰宅した直後はそれほどでもないのに、夜から翌朝にかけて赤みが強くなる」というのは、よくある経過なのです。当日の夜にヒリヒリし始めたら、翌日が一番つらい日になると心づもりをしておき、その日は予定を軽めにして、肌を休める日にしましょう。入浴は、熱いお湯を避けて、ぬるめのシャワー程度にとどめると安心です。
もうひとつ、色の変化にも触れておきます。赤みがおさまった後に、肌が黒く色づくことがあります。これはサンタンと呼ばれる反応で、環境省のマニュアルによると、日光を浴びて数日後から現れ、数週間から数か月続くとされています。紫外線が色素細胞を刺激して、メラニンが多く作られた結果で、いわば肌が次の紫外線に備えた反応です。
相談者赤みが引いたら、もう大丈夫と思っていいですか?
Relash赤みが落ち着いても、肌の中ではまだ炎症の余波が続いていることがあります。数日は日差しを避けて、保湿を続けながら、肌をいたわってあげてくださいね。

日焼け後は、肌のバリア機能が弱まっている状態です。そのため、いつもなら問題のないことでも、刺激になる場合があります。まず避けたいのは、熱いお湯での入浴や長湯です。ほてりが強くなり、肌の乾燥も進みやすくなります。ぬるめのシャワーでさっと流す程度にしましょう。
二つ目は、ゴシゴシ洗いです。ナイロンタオルや洗顔ブラシ、スクラブは使わず、泡を手に取って、肌の上をすべらせるようにやさしく洗います。体を洗うときも同様で、肌が赤くなっている部分は、いったん洗浄料を使わず、ぬるま湯で流すだけでも構いません。タオルで拭くときも、こすらず、押さえるように水分を吸わせてください。
三つ目は、ピーリング、スクラブ、角質ケア用品、アルコールを多く含む化粧水、刺激を感じる美容液などの使用です。日焼け後の肌に新しいものを試すのも控えましょう。使い慣れているものでも、ヒリつきを感じたら中止してください。ヘアカラーやパーマも、頭皮や首筋に日焼けがある場合は、避けるのが無難です。
四つ目は、皮をむく、水ぶくれをつぶすことです。数日後に皮がむけ始めても、自分で引っ張って剥がさず、自然に落ちるのを待ちます。無理に剥がすと、下の肌が傷つき、炎症が長引いたり、色が残ったりする原因になりかねません。水ぶくれは、感染を防ぐ膜の役割をしているため、つぶさずに皮膚科に相談してください。
お酒、サウナ、激しい運動なども、日焼け後は控えめにしておくと安心です。体温が上がると、肌のほてりが強まって、ヒリヒリ感が増すことがあります。水分をしっかりとり、無理のない範囲で、いつもより少しゆったり過ごす日にしてください。
そして最後は、さらに日光を浴びることです。日本皮膚科学会のQ&Aでは、サンタンは皮膚が傷ついた結果の反応であり、色を黒くするために紫外線を浴びることは余分な傷害を与えることになると説明しています。日焼け後の数日間は、日傘や帽子、衣類でしっかり遮りましょう。
冷やしてほてりが落ち着いたら、保湿に進みます。環境省のマニュアルは、日焼け後にローションなどで手入れをすると、ヒリヒリした痛みを和らげる効果があるとされる一方、肌の老化を防ぐような長期的な予防効果は少ないとしています。つまり、保湿は「痛みや乾燥をやわらげて、心地よく過ごすため」のケアであり、焼けた事実を取り消すものではありません。だからこそ、焼けすぎないための対策が大切なのです。
使うものは、普段から使い慣れた、刺激の少ないシンプルなものを選びましょう。化粧水は、たっぷりの量を手のひらで温めずに、冷たいくらいのまま、ぽんぽんと押さえるようになじませます。コットンでこするのは避けます。その上から、乳液やクリーム、ボディローションなどで、水分が逃げにくいようにそっと包み込みます。ヒリヒリが強いときは、塗る回数を増やして、薄く何度かに分けるのもよい方法です。
唇や頭皮、耳も日焼けしやすい部分です。唇が乾燥してひび割れやすいときは、リップクリームなどで保護しましょう。頭皮は分け目が日焼けしやすく、ヒリヒリする場合は、シャンプーのときに爪を立てず、指の腹でやさしく洗います。耳は自分では見えにくいので、鏡やスマートフォンのカメラで確認してみてください。
メイクは、赤みが強い間はなるべくお休みするか、簡単なものにとどめます。日焼け止めを塗りたくても、肌がしみる場合があるため、無理をせず、日傘、帽子、長袖、マスクやストールなどの物理的な遮蔽を優先してください。しみる感覚が落ち着いてきたら、ごく少量をやさしく重ねるなど、肌の様子を見ながら再開しましょう。
なお、薬を服用中や塗布中の方は、日光に当たった部位が赤く腫れる場合があるとされています。環境省のマニュアルでも、特定の薬の服用・塗布後に日光を浴びると、その部位が赤く腫れることがあると紹介されています。普段と違う強い反応が出たときは、使用している薬を確認し、医師や薬剤師に相談してください。

日焼けは、軽ければ数日で落ち着きますが、症状が強いと医療機関での対応が必要になります。環境省のマニュアルは、水ぶくれや皮むけが起きた場合、他の人と比べて著しくひどい日焼け、皮膚の腫れなど、いつもより強い症状が出た場合は、皮膚科を受診するように勧めています。顔が腫れて目が開けにくい、広い範囲に水ぶくれがある、強い痛みで眠れない、発熱や悪寒、頭痛、吐き気があるといったときは、早めに受診してください。
また、日焼けをきっかけに、口のまわりに水ぶくれができる単純ヘルペスが再発することがあるとも示されています。ピリピリ、チクチクとした違和感のあとに、小さな水ぶくれが並んでできるような場合は、皮膚科に相談しましょう。赤ちゃんや小さなお子さんの日焼けも、症状が重くなりやすいため、受診の目安を早めに考えておくと安心です。
日焼け後は、冷やす、水分を補う、刺激しない、保湿する、日光を避ける、の順で。熱いお湯、強いこすり洗い、皮むき、角質ケアは避けましょう。水ぶくれや強い腫れ、発熱などは皮膚科へ。

赤みがおさまった後に、肌が黒っぽく色づいたり、肌の色が均一でなくなったりすると、「このまま残ってしまうのでは」と不安になる方もいます。サンタンによる色づきは、先ほどのとおり、数週間から数か月続く場合があります。この間にさらに紫外線を浴びると、色づきが長引いたと感じることもあるため、とにかく焼き足さないことが大切です。
日焼け後の色づきを早く薄くしようと、強い刺激のあるケアや自己流のピーリングに走るのは避けてください。肌が敏感になっているところにさらに刺激を重ねると、炎症後色素沈着につながるおそれもあります。この時期は、保湿、やさしい洗顔、徹底した遮光という基本のケアを、ていねいに続けるのが一番の近道です。
ただし、日焼けの跡の中に、形がいびつ、急に大きくなった、盛り上がってきた、出血やかさぶたを繰り返すといったものが見つかった場合は、皮膚科に相談してください。日本皮膚科学会のQ&Aでも、ほくろに見えても皮膚がんの場合があるため、自己判断せず皮膚科専門医に診てもらうことが大切だと案内されています。
サロンのケアを再開したい場合も、赤み、ほてり、ヒリつきが残っている間は、お休みしていただくのが基本です。Relash Garden Loungeでも、日焼け直後の肌の状態では、施術を急がず、ホームケア相談で、日焼け後の過ごし方をお話しする形をおすすめしています。
相談者日焼け止めを塗っていたつもりでも焼けてしまったのは、塗り方が悪かったのでしょうか…。次は防ぎたいです。
Relash塗る量が足りなかったり、汗や摩擦で落ちていたりすることはよくあります。気に病まなくて大丈夫ですよ。次の外出に向けて、量と塗り直し、日傘や帽子の組み合わせを見直してみましょう。
一度日焼けを経験すると、「次こそは」と思いますよね。日本皮膚科学会のQ&Aでは、日焼け止めは強い日焼けを防ぐための最後の砦として使い、まずは日傘、全周につばのある帽子、長袖、長ズボンで皮膚に届く紫外線を減らすことが基本と案内されています。また、同じQ&Aは、SPFやPAは決められた量を塗った条件で測られていますが、実際には必要量の約3分の2しか塗られていないことが多いと指摘しています。
環境省のマニュアルでは、日焼け止めの塗る量として、顔には手のひらに取った量を額・鼻・両頬・あごに分けて置いて伸ばし、さらに重ねて塗ること、そして2〜3時間おきに塗り直すことが紹介されています。塗り忘れやすいのは、耳、うなじ、首、胸元、手の甲です。次の外出では、これらの場所にも意識を向けてみてください。
UVインデックスは、紫外線の強さを知る目安になります。環境省のマニュアルでは、6〜7の「強い」では長袖シャツ、日焼け止め、帽子を使うとよいとされています。気象庁が公表する紫外線情報を天気予報と一緒に確認して、外出の予定が長い日や紫外線が強い日は、日傘や帽子を増やす、日陰を選ぶなど、その日の対策を決める習慣をつけましょう。
目の紫外線対策も忘れずに。環境省の『紫外線環境保健マニュアル2008』では、サングラスは紫外線防止効果が明示されたものを選び、顔にフィットしたある程度大きいレンズのものが望ましいとされています。色が濃くても紫外線のカットが不十分だと、かえって瞳孔が開いて目に入る紫外線が増えるため、レンズの色の濃さではなく、表示を確認しましょう。
まず冷やして、ほてりやヒリヒリをしずめるのが先です。冷水で絞ったタオルを当てて、ほてりが落ち着いてから、刺激の少ない化粧水や乳液などで保湿を行います。症状が強い場合は、皮膚科にご相談ください。
肌が敏感になっている時期は、新しいものを試すのは避け、普段から使い慣れたシンプルなものにとどめましょう。ヒリつきや赤みが出たら、すぐに使用を中止してください。
無理にむくと肌を傷めるおそれがあります。自然に落ちるのを待ち、気になる場合は、保湿をしながら様子を見ましょう。広い範囲でむけて痛みが強いなど、不安があるときは皮膚科にご相談ください。
赤みやほてり、ヒリつきがおさまっているかが目安です。肌の状態は人によって異なるため、迷う場合は、先に肌の状態をお伝えいただき、無理のない時期をご相談ください。強い症状がある場合は、皮膚科を優先してください。
基本の考え方は同じですが、小さなお子さんや高齢の方は症状が重くなったり、体調を崩しやすかったりします。水ぶくれ、発熱、ぐったりしているといった場合は、早めに医療機関に相談しましょう。


日焼け後のケアは、冷やす、水分を補う、刺激しない、保湿する、そしてさらに紫外線を浴びないことが基本です。赤みやヒリヒリは数時間後から出て8〜24時間でピークになり、2〜3日で落ち着いていくのが一般的な経過ですが、水ぶくれや強い腫れ、発熱などがあるときは皮膚科を受診してください。次の外出では、日傘や帽子と日焼け止めの量・塗り直しを意識しましょう。
石巻市の「Relash Garden Lounge(リラッシュ ガーデン ラウンジ)」では、肌の状態を見ながらご提案する炭酸フリーズピーリング(ポイントケア)、ピンク色の光を浴びるコラーゲンマシン、ホームケア相談をご用意しています。日焼け後の肌が落ち着いてから、ゆったりと肌に向き合う時間をお過ごしください(効果には個人差があります)。アクセスはこちらです。
環境省『紫外線環境保健マニュアル2020』(2020年3月改訂)、日本皮膚科学会『皮膚科Q&A 日焼け Q4 日焼けはどうして起こるのですか』、同『皮膚科Q&A 日焼け Q10 光線防御のポイント』、同『皮膚科Q&A 日焼け Q13 サンスクリーン剤の使い方』、同『皮膚科Q&A アザとホクロ Q10 ホクロ』、環境省『紫外線環境保健マニュアル2008』(2008年)。