
相談者鼻の黒いポツポツと、頬の毛穴の開きがどうしても気になるんです。毛穴パックとか、ついやっちゃうんですけど、やっぱりよくないですか?
Relash気になりますよね。実は、毛穴の悩みは「黒ずみ」と「開き」で原因が違うことが多いんです。それに、一生懸命なケアほど肌に負担をかけてしまうことがあります。まずは仕組みから整理して、安心して続けられるケアを探していきましょう。
結論から言うと、毛穴の黒ずみや開きは、「皮脂・角栓・乾燥・紫外線・加齢」などが重なって目立つことが多く、ケアの基本は「やさしく洗う」「しっかり保湿する」「紫外線を防ぐ」という地味な習慣の積み重ねです。無理に取り除いたり、強くこすったりする自己流ケアは、かえって肌の負担になることがあります。
朝の洗面所で、明るいライトの下で鏡をのぞくと、鼻のまわりの黒いポツポツ、頬の縦に伸びたような毛穴が、急に気になることがありますよね。ファンデーションを塗ると、かえって毛穴の凹凸が目立つ気がして、がっかりすることもあると思います。そんなとき、つい毛穴用のアイテムに手が伸びるのは、自然なことです。
この記事では、毛穴の黒ずみと開きの原因、日本皮膚科学会の資料で確認できる洗顔やスキンケアの基本、やってはいけない自己流ケア、皮膚科に相談する目安を、分かりやすくお伝えします。サロンの話は最後に少しだけ触れますので、気になるところから読み進めてください。

毛穴の悩みとひとことで言っても、「黒ずみ」と「開き」では、見た目も原因も違います。黒ずみは、毛穴の出口に皮脂などが詰まって、黒っぽく見える状態を指すことが多く、開きは、毛穴の出口が広がって、影のように見える状態を指すことが多いです。両方が同時に気になることもあれば、どちらか一方だけの場合もあります。
ここで知っておきたいのは、毛穴は「汚れの穴」ではなく、皮脂を外に出すための出口であり、もともと誰の肌にもあるものだということです。毛穴の存在をゼロにはできません。目指すのは、「毛穴をなくすこと」ではなく、「詰まりにくい、目立ちにくい肌のコンディションに整えること」です。
また、毛穴の黒ずみや開きは、診断名ではありません。ですので、この記事の内容は、あくまで一般的な情報として読んでいただき、症状が強い場合や、炎症を伴うぶつぶつがある場合は、皮膚科で相談してください。
毛穴の中では、皮脂が作られ、毛穴の出口から肌の表面に出てきます。ところが、皮脂の分泌が多かったり、毛穴の出口付近の角質(古くなった肌の細胞)が厚くなったりすると、出口が詰まって、皮脂が中にたまります。日本皮膚科学会のにきびのQ&Aでは、毛穴の出口が詰まり、皮脂が毛穴の中にたまった状態を「面皰(めんぽう)」と呼ぶと説明されています。
日本皮膚科学会の『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023』には、面皰は、毛穴の出口が閉じたままの「閉鎖面皰(白ニキビ)」と、毛孔が開いた「開放面皰(黒ニキビ)」に分けられると書かれています。鼻まわりの黒いポツポツは、一般に、この開放面皰のイメージに近いものとして語られることが多いのですが、実際にどの状態かは、肌を直接見ないと分かりません。
一般に「角栓」と呼ばれるものは、皮脂や古い角質などが毛穴にたまって固まったものを指して使われる言葉です。ただし、「角栓」という言葉自体は、日常的に使われているもので、今回確認した公的な資料では、毛穴の黒ずみについて、詳しく解説している項目は見当たりませんでした。ガイドラインでも、毛穴そのものを扱った項目はなく、面皰を説明するなかで「毛孔」という語が出てくる程度です。
それでも、面皰の仕組みが分かると、毛穴ケアの考え方が整理できます。詰まる原因は、皮脂の出方と、角質の状態の2つ。皮脂が多すぎないようにするためにやさしく洗い、角質が厚くならないよう保湿で整える、というのが、基本の方向性です。
さらに、面皰の中が皮脂が豊富で酸素が少ない環境になると、もともと誰の毛穴にもいるアクネ菌が増えやすくなり、増えすぎると炎症を起こして、赤いぶつぶつや膿をもったにきびになる、と日本皮膚科学会のQ&Aには書かれています。黒ずみや詰まりを放置するのが良くない、というより、強い刺激で炎症を起こさないことが大切、と受け止めてください。
参考にした資料は、日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q3 にきびはどうしてできますか?と、日本皮膚科学会『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023』です。

毛穴の開きは、一般的に、いくつかのタイプに分けて説明されることがあります。皮脂が多くて毛穴が広がって見えるタイプ、乾燥して肌のキメが乱れ、毛穴が目立つタイプ、年齢とともに肌のハリが低下して、毛穴が縦に伸びたように見えるタイプなどです。これらは、美容の分野で一般的に使われる分け方で、ひとつだけに当てはまる方もいれば、複数が重なる方もいます。
皮脂が多いタイプでは、皮脂の分泌が活発で、毛穴の出口が広がりやすいと説明されることがあります。思春期や、季節的に気温が高い時期、ホルモンバランスの変化がある時期に、気になりやすい方もいます。このタイプでは、洗いすぎで皮脂を取りすぎると、かえって肌が乾燥して皮脂が増える、といった悪循環が語られることもあります。
乾燥が関わるタイプでは、肌の水分が不足して、表面がザラつき、キメが乱れ、毛穴が目立ちやすくなります。秋冬に毛穴が目立つ、洗顔後に突っ張る、という方は、このタイプの要素があるかもしれません。保湿を丁寧にするだけで、肌の見え方が変わることもあります。
紫外線も無視できません。環境省の『紫外線 環境保健マニュアル2020』では、長年の紫外線による「光老化」により、シミやしわが現れることがあり、光老化は加齢による自然の老化とは異なり、適切な紫外線防御で防ぐことができるものとされています。毛穴そのものについての記載はありませんが、紫外線対策は、肌全体のハリやなめらかさを守る土台になります。
加齢によるタイプでは、肌のハリや弾力が低下することで、毛穴が縦に伸びて見えることがあるといわれます。こうした変化は、完全に避けることは難しいものの、毎日の保湿と紫外線対策、睡眠や食事などの生活習慣を整えることで、肌のコンディションを保つ助けになります。
相談者毛穴の悩みって、黒ずみも開きもあって、原因が全部違うんですね。自分がどのタイプか、なんとなく見当をつけるだけでも違いますか?
Relash見当をつけておくのはとても大切です。ただ、複数が重なることも多いので、決めつけすぎないのがコツですよ。まずは、洗顔と保湿という基本を見直して、肌の様子を数週間見てみましょう。次の章で、基本のケアを見ていきますね。

毛穴ケアの基本は、日本皮膚科学会のにきびのQ&Aにも示されている、洗顔の考え方に通じます。洗顔は1日2回が目安で、1日に5〜10回も洗う必要はありません。洗顔料はよく泡立てて、手でやさしく洗い、こすることは避け、十分な水ですすぎ、洗顔料を残さないこと。これが基本です。
洗いすぎや、強くこする洗い方は、炎症を起こして、にきびを悪化させるおそれがあるともされています。毛穴の黒ずみを何とかしたい気持ちから、つい力が入ってしまいがちですが、指先に力を入れず、泡をクッションにして、肌の上をすべらせるイメージで洗ってみてください。
メイクをしている日は、まずメイク落としで落としてから洗顔します。オイルクレンジングを使っても差し支えなく、洗顔とすすぎを行えば、オイルは肌に残らないとされています。メイクが残ったままだと、毛穴に残りやすいので、落とし残しがないようにしつつ、こすらずなじませて、ぬるま湯で流しましょう。
洗顔のあとは、保湿が欠かせません。にきびに関するQ&Aでも、乾燥肌の場合や、治療で乾燥が生じる場合は保湿をすること、基礎化粧品や保湿剤は、「ノンコメドジェニック」または「ハイポコメドジェニック」と明記されたものがよいとされています。これらは、毛穴を詰まりにくくなるよう配慮された製品に付けられる表示ですが、詳しい定義はこの資料には書かれていません。製品選びに迷う場合は、皮膚科などで相談してみてください。
日焼け止めも、毛穴ケアの一部として考えてください。同じにきびのQ&Aには、日焼け止めの使用がすすめられていて、屋外活動が長いときは必ず使うこと、と書かれています。日焼け止めを落とす夜のクレンジングも、こすりすぎないようにやさしく行いましょう。
参考にした資料は、日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q18と、同Q25 スキンケアはどうしたらいいですか?です。
毛穴の悩みが強いほど、いろいろなケアを試したくなります。しかし、肌への負担が大きく、おすすめしにくい自己流ケアがいくつかあります。まず、強い力でこすり洗いすること。次に、洗顔を1日に何度も繰り返すこと。日本皮膚科学会のQ&Aでも、強くこする洗い方や洗いすぎは炎症を起こし、にきびを悪化させるおそれがあるとされています。
次に、毛穴の黒ずみやぶつぶつを、爪や指で押し出したり、つぶしたりすることです。にきびに関する同学会のQ&Aでは、つぶしてはいけない理由として、にきびの本質は毛穴に皮脂がたまった状態であり、膿を押し出しても皮脂が残っていると炎症は治まらないこと、自分でつぶすと皮脂をうまく排出できず、中途半端に押すと、かえって炎症が悪化することがあると説明されています。医療機関では、針で皮脂の出口をつくり、専用の器具で排出する、と書かれています。
毛穴パックや、角栓を取るための強いピーリング剤、スクラブなどについては、今回確認した公的な資料には、直接触れた記述は見つかりませんでした。ただし、「強い摩擦や刺激は炎症のもとになる」という考え方は、先ほどの洗顔の説明と同じです。毎日のように使うことや、肌が荒れているときに使うことは避け、使う場合も頻度を控えめにして、肌の様子を見ながら慎重に使ってください。
また、ネットで見かけた手作りのパックや、食品を肌に塗る方法、刺激の強いスキンケアの組み合わせも、おすすめしません。肌に合わないと、かぶれや赤みの原因になることがあります。日本皮膚科学会のにきびに関する資料でも、誤ったスキンケアは、かぶれや悪化の原因になりうるため、正しい知識をもつことが勧められています。
参考にした資料は、日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q23 潰すのはどうしていけないのですか?と、同「ニキビ」です。
相談者毛穴パック、すっきりするから好きだったんですけど…。やめたほうがいいのかな。やめるのってちょっと不安です。
Relashすっきり感は気持ちいいですよね。やめることに不安を感じる気持ちも分かります。ただ、肌が赤くなる、ヒリヒリする、といったサインが出ているなら、いったんお休みするのがおすすめです。代わりに、洗顔と保湿を丁寧にして、数週間ようすを見てみてくださいね。

毛穴ケアというと、洗顔やアイテムの話になりがちですが、毎日の生活習慣も、肌のコンディションを支える土台です。まず紫外線対策。環境省のマニュアルでは、日焼け止めを戸外に出る前に塗り、顔の場合は、クリーム状ならパール粒1個分、液状なら1円硬貨1個分を手にとって、額、鼻の上、両頬、あごに置いてのばし、同じ量をもう一度重ね塗りすること、汗や衣類、タオルで落ちるため2〜3時間おきに塗り直すことがすすめられています。
睡眠については、厚生労働省の『健康づくりのための睡眠ガイド2023』で、成人は6時間以上を目安に必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。睡眠が足りない日が続くと、肌の調子が落ちやすいと感じる方は多いと思います。まず、いつもより30分早く寝る、といった小さな調整から始めてみてください。
食事は、特定の食品で毛穴が目立たなくなるといった公的な根拠は、今回の資料では確認できませんでした。そのため、主食、主菜、副菜をそろえた、バランスのよい食事を基本にしてください。甘いものや脂っこいものが多い日が続くと肌の調子が気になる、という方は、その傾向を記録して、自分のペースで調整してみるのもよいでしょう。
気持ちの面では、鏡を見る回数や時間が長くなるほど、気になる部分に目が行きやすくなります。メイクをするときは、少し距離をとって全体を見る、強い光ではなく自然光で確認するなど、鏡との付き合い方を変えるだけで、気持ちが楽になることもあります。毛穴は、誰の肌にもあるものです。あまり気にしすぎず、肌をいたわる時間として、ケアを楽しめるとよいですね。
毛穴の悩みは、セルフケアで様子を見てよいものと、皮膚科への相談が向くものがあります。赤く腫れたぶつぶつ、膿をもったにきび、痛みやかゆみを伴うもの、跡が残りそうなものなどは、皮膚科で相談するのが安心です。日本皮膚科学会のにきびに関するQ&Aには、皮膚科では、毛穴の詰まりに対する外用薬や、毛穴にたまった皮脂を排出する処置などが行われると書かれています。
一方で、肌の調子を整えるためのリラックスタイムや、日々のお手入れの相談を目的に、美容サロンを利用される方もいらっしゃいます。たとえばピーリングについては、日本皮膚科学会のケミカルピーリングのQ&Aに、治療中の病気がある人、妊娠中・授乳中の人、傷あとが残りやすい人は、施術前に担当医に相談するよう勧められていること、ピーリング後は角層が剥がれて紫外線が皮膚に入りやすくなるため、サンスクリーン剤による遮光を毎日続ける必要があることが書かれています。
ですので、ピーリングなどを検討するときは、肌の状態や、持病、服薬の有無を、事前にきちんと伝えられるところを選びましょう。石巻市のRelash Garden Loungeでは、ポイントケアとして炭酸フリーズピーリングをご用意しています。肌の状態を見ながらご提案しますので、気になる方は、メニュー・料金のページもご覧ください。なお、炎症が強い場合や、皮膚の病気が疑われる場合は、まず皮膚科などの医療機関での受診をおすすめしています。
参考にした資料は、日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ケミカルピーリング」Q6と、同Q&A「ニキビ」Q8 皮膚科での治療法は?です。
洗顔の回数を増やすと、かえって肌が乾燥したり、炎症を起こしたりすることがあります。日本皮膚科学会のQ&Aでは、洗顔は1日2回が目安とされ、強くこすったり洗いすぎたりすることは避けるよう説明されています。肌の状態には個人差があるので、気になる場合は、皮膚科や専門家に相談してください。
今回確認した公的な資料には、毛穴パックそのものについての記述は見つかりませんでした。ただ、強い摩擦や刺激で肌が荒れることは避けたいので、使うなら頻度を控えめにし、赤みやヒリつきが出たらお休みしてください。肌が荒れているときは、使わないほうが安心です。
加齢やハリの低下が関わる開きは、完全に避けることは難しいとされることもありますが、保湿や紫外線対策など、毎日のケアで肌のコンディションを保つことは可能です。肌の状態によって異なるため、気になる場合は、皮膚科や専門家に相談すると安心です。
日本皮膚科学会のQ&Aでは、にきびのある人の基礎化粧品や保湿剤は、「ノンコメドジェニック」または「ハイポコメドジェニック」と明記されたものがよいとされています。ただ、この表示の詳しい定義は資料には書かれていませんし、すべての人で詰まらないと保証するものでもありません。合わないと感じたら、使用を中止してください。
日本皮膚科学会のケミカルピーリングのQ&Aでは、ピーリング後は紫外線が皮膚に入りやすくなるため、サンスクリーン剤による遮光を毎日続ける必要があるとされています。また、治療中の病気がある方や、妊娠中、授乳中の方は、事前に担当医へ相談してください。


毛穴の黒ずみや開きは、皮脂・角栓・乾燥・紫外線・加齢などが重なって目立つことが多く、毛穴をなくすのではなく、やさしい洗顔、丁寧な保湿、紫外線対策、睡眠といった基本の積み重ねで、目立ちにくい肌の状態を目指すことが大切です。つぶす、強くこする、洗いすぎる、といった自己流ケアは避け、赤みや腫れ、膿をもったぶつぶつなど、気になる症状があるときは、皮膚科などの医療機関に相談してください。
石巻市大街道東の美容サロンRelash Garden Loungeは、「肌に向き合う時間を、心ほどけるひとときに。」をコンセプトにしています。ポイントケアの炭酸フリーズピーリング、ピンク色の光を浴びるコラーゲンマシンのリラックスタイム、日々のお手入れを整理するホームケア相談をご用意しています。肌の状態を見ながらご提案しますので、サロンについてもご覧ください。効果の感じ方には個人差があります。
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q3 にきびはどうしてできますか?
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q8 皮膚科での治療法は?
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q18 不潔だからにきびができるのですか?洗顔方法は?
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q23 潰すのはどうしていけないのですか?
日本皮膚科学会 皮膚科Q&A「ニキビ」Q25 スキンケアはどうしたらいいですか?