Relash ロゴRelashGARDEN LOUNGE
MENU

HOME / 美容コラム

COLUMN

/ 美容知識

コラーゲンとは?食事・サプリ・スキンケアの誤解を整理

相談者

コラーゲンって、食べても飲んでも塗っても肌にいいって聞くんですけど、どれが本当なのかよく分からなくて…。みんな何を信じているんでしょう?

Relash

気になりますよね。実は、コラーゲンは言葉のイメージが先に広がりやすい成分なんです。この記事では、公的な機関の資料で確認できることと、まだ言い切れないことを分けて、ひとつずつ整理していきましょう。

結論から言うと、コラーゲンは体の中にある大切なたんぱく質ですが、「食べれば肌のコラーゲンになる」「塗れば肌の中まで届いてハリが戻る」といった単純な話ではありません。食べる、飲む、塗る、それぞれで分かっていることと、分かっていないことが違います。広告の言葉に振り回されず、冷静に付き合うための土台を、一緒に作っていきましょう。

ドラッグストアでコラーゲンのドリンクやゼリーを手に取って、「これを毎日飲めば、あの肌になれるかも」と考えたことはありませんか。鏡の前でほうれい線や乾燥が気になる朝は、なおさら期待してしまいますよね。その気持ちは自然なものです。だからこそ、期待が大きくなりやすい分野で、正確な情報を知っておく価値があります。

この記事では、コラーゲンとは何か、食べたとき体の中でどうなるのか、サプリメントについて公的機関の資料に書かれていること、化粧品での表現のルール、広告を見るときのコツ、日常で続けやすい習慣を、中立の立場でお伝えします。サロンの話は最後に1〜2文だけ触れます。

コラーゲンとは?体の中でどんな役割をしているのか

ベッドに横になり、顔のケアをゆったり受けている女性

コラーゲンは、たんぱく質の一種です。体の中では、皮膚、骨、軟骨、腱、血管など、いろいろな組織にあり、からだの構造を支える材料のひとつになっています。肌では、表面の下にある真皮という層に多く含まれていて、ハリや弾力を支える骨組みのような役割をしていると説明されることが一般的です。

たんぱく質というのは、厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』(策定検討会資料)の説明では、20種類のL-アミノ酸がペプチド結合してできた化合物とされています。体をつくるたんぱく質は、合成と分解を繰り返していて、分解されたアミノ酸の一部は体の外に失われるため、成人でも食事から補う必要があると書かれています。つまり、コラーゲンも、体の中で材料から日々つくられては入れ替わっている成分です。

肌のコラーゲンは、年齢を重ねるにつれて量や質が変化していくといわれます。環境省の『紫外線 環境保健マニュアル2020』では、シミやしわの一因として、長年の紫外線による「光老化」があると説明されています。加齢だけでなく、紫外線という日々の環境の影響も、肌の見た目に関わっているということです。この点は、後ほどもう一度触れます。

「食べたコラーゲンが肌に届く」は本当?

頭やフェイスラインにやさしく触れてもらい、くつろぐ女性

コラーゲンのドリンクや鍋料理を食べて、「肌にいいことをした」と感じた経験がある方は多いと思います。ここで知っておきたいのは、食べ物として口に入ったたんぱく質は、体の中で消化されて、アミノ酸やペプチドといった小さな単位に分解される、という基本です。食べたコラーゲンが、そのままの形で肌まで運ばれるわけではありません。

では、分解されたものは肌の材料として使われるのでしょうか。これについては、医薬基盤・健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報サイト(HFNet)に掲載されている資料『コラーゲンって本当に効果があるの?』が参考になります。この資料では、消化されたコラーゲン(ペプチド)が、関節などの体の特定の部分で何らかの機能を発揮している可能性がある、と述べられています。裏を返せば、「可能性がある」段階であり、肌で何が起こるかが、はっきり言い切られているわけではありません。

つまり、「食べたコラーゲンが肌に直接届く」と断定する根拠は、少なくとも公的な資料では確認できませんでした。一方で、「何の意味もない」とも言い切れず、研究の途中にある分野だといえます。大切なのは、どちらにも偏らずに、「分かっていること」と「まだ分かっていないこと」を分けて考える姿勢です。

肌の材料という観点では、コラーゲン以外のたんぱく質も、アミノ酸という材料になります。魚、肉、卵、大豆製品、乳製品などを、毎日の食事でバランスよく取り入れることが、結局は一番確実な土台です。コラーゲンを多く含む食材だけに偏ることは、おすすめしにくいところです。

参考にした資料は、医薬基盤・健康・栄養研究所(HFNet掲載)『コラーゲンって本当に効果があるの?』と、厚生労働省『日本人の食事摂取基準』策定検討会資料「たんぱく質」です。

サプリメントや飲料は?公的資料に書かれていること

先ほどのHFNetの資料には、コラーゲンを摂取した場合の効果について、いくつか具体的な記載があります。まず、効果は一部の研究で報告されているにとどまる、とされています。そして、皮膚については、一部の研究で皮膚の弾力やひざの伸びに関する良い変化が認められた一方、皮膚の水分量、シミ、しわへの効果は認められなかったと書かれています。

この記述をそのまま読むと、「弾力に関する報告はあるけれど、水分量・シミ・しわについてははっきりしなかった」ということになります。つまり、「コラーゲンを飲めば、うるおいが増える」「シミが薄くなる」といった期待を裏付ける材料は、この資料からは見つかりません。同時に、研究の対象や条件が限られていることも踏まえる必要があります。

また、同じ資料では、製品の効果は、摂取する人の体質、食生活や生活習慣、製品の形態、コラーゲンの特性によって異なるとされています。さらに、アレルギーのリスクがあること、妊娠中や授乳中の人は多量の摂取に注意が必要なことも示されています。魚や牛、豚などを原料にした製品では、原材料にアレルギーがある方は、原材料表示をよく確認してください。

摂取していて、かゆみ、じんましん、息苦しさなどの症状が出た場合は、すぐに使用を中止して、医療機関に相談してください。持病がある方や、薬を服用している方も、サプリメントを始める前に、医師や薬剤師に確認しておくと安心です。

相談者

じゃあ、コラーゲンのサプリを飲むのは、やめたほうがいいんでしょうか?それとも、飲んでもいいんでしょうか?

Relash

やめたほうがいい、と言いたいわけではないんです。ただ、期待しすぎないこと、食事の代わりにしないこと、体質に合うかを見ながら試すことが大切です。そして、肌の悩みが強いときは、サプリに頼らず皮膚科などの専門家に相談してくださいね。

広告の「言葉」をどう読む?表示の見方のコツ

リラックスしてヘッドケアを受ける女性の横顔

コラーゲンの商品広告には、体験談や「ぷるぷるの肌へ」「内側からハリを」といった、魅力的な言葉が並びます。こうした表現を冷静に読むための手がかりとして、消費者庁が公表している『健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について』が参考になります。

この資料には、体験者や体験談がないのに掲載したり、つくり上げたりするのは問題であること、効果を実感できなかった人が多いのに都合のよい一部の体験談だけを載せて「誰でも同じ効果が出る」ように見せる表示は誤認のおそれがあることが書かれています。さらに、「個人の感想です」といった注意書きがあっても、表示全体から効果があるという印象を与えるものは、問題になるおそれがあるとされています。注意書きがあるから安心、とは言えない、ということです。

消費者が広告を見るときの目安としては、効果の根拠となる試験の条件、対象者、人数、摂取量などが示されているか、体験談やレビューは「ごく一部のよい例かもしれない」と考えること、医療の代わりになるような表現や、極端にラクに効果が出るといった表現には慎重になること、などが挙げられています。販売者が関わっていそうな口コミにも注意が必要です。

買う前に、「どんな根拠が示されているか」「自分の肌の悩みに合うのか」「続けられる価格か」を、一度立ち止まって考えてみるのはいかがでしょうか。広告の言葉より、自分の肌と相談して決めることが、後悔しない選び方です。

参考にした資料は、消費者庁『健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について』(令和4年12月改定)です。

コラーゲン配合の化粧品、表示のルールと現実的な使い方

化粧品に配合されるコラーゲンは、保湿成分として使われているケースが一般的で、肌の表面でうるおいを与える成分として位置づけられます。ここで知っておきたいのは、化粧品で表示できる効能には、範囲が決められていることです。

日本化粧品工業連合会の『化粧品等の適正広告ガイドライン2020年版』には、化粧品の効能の範囲が56項目示されています。そのなかには、「皮膚にうるおいを与える」「皮膚の水分、油分を補い保つ」「皮膚の柔軟性を保つ」「肌にはりを与える」「肌のキメを整える」「皮膚を保護する」といった表現があります。一方で、確認した範囲では、「弾力」という言葉を含む項目はありませんでした。

これらは、化粧品の働きは、肌の表面を整えるという範囲で表現されている、ということを示しています。「肌の奥のコラーゲンを増やす」といった表現は、この効能の範囲の表からは読み取れません。また、同ガイドラインには、化粧品が身体に浸透する場面や作用機序を映像や模型などで表現する場合は、効能効果や安全性に関する保証的な表現、虚偽や誇大な表現にならないよう注意することが書かれています。イメージ図の印象だけで判断しないことが大切です。

現実的な使い方としては、コラーゲン配合かどうかにこだわるより、自分の肌が心地よいと感じる保湿アイテムを、毎日続けることです。洗顔のあと、時間をおかず保湿する、乾燥が気になる部分は重ねづけする、といった基本のほうが、肌のコンディションを整える力になります。新しい化粧品は、目立たない場所で試してから使い始めてください。ピリピリ、赤み、かゆみが出たときは、使用をやめて、皮膚科に相談しましょう。

参考にした資料は、日本化粧品工業連合会『化粧品等の適正広告ガイドライン2020年版』です。

相談者

結局、コラーゲンを足すより、紫外線とか睡眠とか基本を整えるほうが大事ってことですね。なんだか少し気持ちが楽になりました。

Relash

そうなんです。基本は地味ですが、いちばん肌に正直です。完璧にやる必要はないので、できることからひとつずつ、続けやすい形で取り入れてくださいね。

コラーゲンより先に見直したい、肌を守る毎日の習慣

ゆったりとしたトリートメントを受けて、からだをゆるめる時間のイメージ

ここまで見てきたように、コラーゲンそのものに頼るより、日々の習慣の積み重ねのほうが、肌には大きく関わってきます。なかでも優先順位が高いのが、紫外線対策です。環境省のマニュアルでは、光老化は加齢による自然の老化とは異なり、適切な紫外線防御により防ぐことができるものとされています。

日焼け止めの使い方として、同マニュアルには、顔の場合、クリーム状ならパール粒1個分、液状なら1円硬貨1個分を手にとって塗り、さらに同じ量を重ねて塗ること、汗や衣類、タオルで落ちるため2〜3時間おきに塗り直すことがすすめられています。日焼けをした後の手入れは、ひりひりした痛みをやわらげる効果はあっても、皮膚の老化に対する長期的な予防効果は少ないとされています。焼けてからより、焼ける前のケアが優先です。

食事は、たんぱく質を中心に、野菜や果物もあわせた、バランスのよい内容を心がけましょう。ダイエットで極端に食事を減らすと、体の材料が不足しやすくなります。睡眠も、肌の調子を左右する土台です。厚生労働省の『健康づくりのための睡眠ガイド2023』では、成人は6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。

そして、洗顔と保湿の基本を丁寧に。強くこすらず、泡でやさしく洗い、洗ったあとは保湿する。この当たり前のことが、いちばん堅実です。もし「自分の肌には何が合うのか」「今のお手入れで足りているのか」と迷うときは、専門家と一緒に整理してみるのもひとつの方法です。ホームケア相談を含むメニューもご覧ください。

参考にした資料は、環境省『紫外線 環境保健マニュアル2020』と、厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』です。

気になる症状があるときは、皮膚科へ

コラーゲンやエイジングケアの話題は、美容の範囲で語られることが多いのですが、肌の変化のなかには、医療が必要なものもあります。たとえば、急に増えたシミ、左右対称に広がる茶色い影(肝斑の可能性もあります)、形や色、大きさが変わってきたほくろ、強い赤みやかゆみ、ただれ、長引く湿疹などです。こうした変化は、化粧品やサプリメントで何とかしようとせず、皮膚科などの医療機関に相談してください。

診断は医師が行うものですから、この記事で「これは大丈夫」「これは危ない」と判断することはできません。ただ、気になったときに早めに相談する、という習慣は、肌にとっても、気持ちにとっても、安心につながります。

よくある質問

コラーゲンを多く含む食べ物を食べれば、肌のハリが保てますか?

コラーゲンを含む食べ物が、そのまま肌のハリにつながると断定できる根拠は、今回確認した公的な資料にはありませんでした。食べ物のたんぱく質は消化されてアミノ酸などになるため、コラーゲン食材だけに偏らず、魚、肉、卵、大豆製品などをバランスよく食べることが基本です。肌の状態や体質には個人差があるので、気になる場合は管理栄養士などに相談すると安心です。

コラーゲンのサプリは、どのくらいの期間飲めば変化が分かりますか?

HFNetの資料によると、効果は一部の研究で報告されているにとどまり、体質や生活習慣、製品の形態などによっても異なるとされています。そのため、何か月飲めば変化が出る、とは言い切れません。続ける場合は、体調や肌の変化を記録しながら、無理のない範囲で試してください。

コラーゲン入りの化粧品を使えば、肌の中のコラーゲンが増えますか?

化粧品の効能の範囲は日本化粧品工業連合会のガイドラインに示されていますが、確認できた範囲では、肌の中のコラーゲンを増やすという趣旨の項目は見当たりませんでした。保湿成分として、肌の表面にうるおいを与える使い方が一般的です。商品ごとに処方や使い心地が違うので、肌に合うかどうかを見ながら選びましょう。

妊娠中や授乳中でも、コラーゲンのサプリを飲んでよいですか?

HFNetの資料には、妊娠中や授乳中の人は、多量の摂取に注意が必要であることが示されています。体の状態によって事情が異なるため、始める前に、必ず医師や薬剤師に相談してください。

魚アレルギーがありますが、コラーゲンのサプリは大丈夫でしょうか?

コラーゲンにはアレルギーのリスクがあることが、HFNetの資料に示されています。原料に魚や牛、豚などが使われている製品もあるため、原材料表示をよく確認してください。不安が残る場合は、アレルギーの専門医や薬剤師に相談してから試すのが安心です。

まとめ

コラーゲンは、体の中にある大切なたんぱく質ですが、「食べれば肌のコラーゲンになる」「塗れば肌の奥まで届く」と言い切れる公的な根拠は、今回確認した資料からは見つかりませんでした。研究で一部の報告があるものと、はっきりしないものを分けて、広告の言葉に振り回されず、紫外線対策、バランスのよい食事、睡眠、洗顔と保湿という基本を積み重ねていくことが、結局いちばんの近道です。気になる肌の変化は、皮膚科などの医療機関で相談してください。

石巻市大街道東の美容サロンRelash Garden Loungeでは、ピンク色の光を浴びるコラーゲンマシンの時間を、肌と向き合うリラックスタイムとしてご用意しています。肌の状態を見ながらご提案しますので、サロンについてもご覧ください。効果の感じ方には個人差があります。

参考にした情報

医薬基盤・健康・栄養研究所(HFNet掲載)『コラーゲンって本当に効果があるの?』

厚生労働省『日本人の食事摂取基準』策定検討会資料「たんぱく質」

消費者庁『健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について』(令和4年12月改定)

日本化粧品工業連合会『化粧品等の適正広告ガイドライン2020年版』

環境省『紫外線 環境保健マニュアル2020』(2020年3月改訂版)

厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』(2024年2月)

炭酸フリーズピーリングを見る ↗メニュー・料金を見る ↗

CONTACT

ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ

ご希望の施術や日時は、お問い合わせフォームからお知らせください。

お問い合わせはこちら ↗
RESERVEご予約・申し込み ↗