
相談者毎日洗顔しているのに、洗ったあとにつっぱったり、逆にテカったりします。私の洗い方、どこか間違っているのでしょうか?
Relash洗い方のちょっとした差で、肌の感じ方はずいぶん変わりますよ。ポイントは「回数」「お湯の温度」「泡」「すすぎ」「タオル」の五つです。今日は、その一つずつを、肌への負担を減らす視点でお話ししていきますね。
洗顔は毎日のことなのに、実は誰にも教わらないまま自己流で続けている方がほとんどです。朝の洗面所で、勢いよくお湯をかけて、タオルでぐいっと拭く。そんな習慣が、知らず知らずのうちに肌の負担になっていることもあります。
先に結論をお伝えします。正しい洗顔は、ぬるま湯で、たっぷりの泡を使い、手が肌に直接こすりつけないように洗って、洗浄料をしっかりすすぎ、タオルで押さえて水分を取る。そして、洗ったらすぐ保湿へつなぐ。これが基本の流れです。力も時間もかけずに、シンプルに整えるのがコツになります。
この記事では、洗顔の回数、水温、泡の作り方、すすぎ、タオルの使い方を順番に解説し、メイクや日焼け止めの落とし方、肌の状態別の調整、やりがちなNG習慣、皮膚科に相談したいサインまで、お伝えします。初めての方にも、すでに習慣がある方にも役立つよう、具体例を交えてお話しします。

日本化粧品工業会の『肌の汚れを落とす ―洗浄料―』では、肌の汚れには、皮脂、古い角質、汗の塩分、外からの汚れなどが含まれ、水に溶けるものと油に溶けるものがあるため、水だけでは落としきれない面があると説明されています。同じページに、洗うことは大切だけれど、洗いすぎやゴシゴシ強くこすることは肌を傷めることがある、とも書かれています。落とすべきものを落とし、守るべきうるおいは守る、というのが洗顔の目的です。
基本の流れは次のとおりです。まず手を清潔にして、ぬるま湯で顔をぬらします。洗顔料をよく泡立てて、泡を肌にのせ、指の腹でなでるように洗います。ぬるま湯で洗浄料が残らないよう、ていねいにすすぎ、清潔なタオルで押さえて水分を取ったら、すぐに保湿に移ります。この六つのステップを、あわてず穏やかに行うだけで、洗顔の質は大きく変わります。
洗う順番は、皮脂の多いTゾーン、つまりおでこや鼻まわりから始め、頬、目もと、口もとの順に進めるとよいといわれます。乾きやすい頬や目もと、口もとは、泡をのせる時間を短めにして、最後に軽く洗う程度にとどめると、必要なうるおいまで落としすぎるのを防ぎやすくなります。
結論として、一般的には朝と夜の一日2回が多くの方の目安とされています。ただし、公的な資料には「一日◯回が正しい」という具体的な数字は示されておらず、肌質や生活、季節によって適切な回数は変わります。ですので、ここでの回数は、あくまで一般的な目安としてお受け取りください。
夜は、一日の汚れや皮脂、メイクや日焼け止めが肌に残っているので、洗顔料やクレンジングでていねいに落とすのが基本です。一方、朝は、寝ている間にかいた汗や皮脂を流す程度でよいため、ぬるま湯だけで済ませる、あるいは洗顔料を使うにしても、少量でやさしく洗う、といった調整ができます。
乾燥しやすい季節や、肌が敏感に傾いているときは、朝の洗顔料を控えめにする方法があります。日本化粧品工業会のQ&Aには、秋から冬にかけて皮脂や汗が減ると、洗浄の必要性が下がるため、ボディソープの使用を減らす、あるいは保湿タイプに替えるといった案内があります。顔の洗顔も同じ考え方で調整してみてください。
逆に、皮脂が多くて朝にテカりやすい、整髪料やスキンケアが残っていてべたつく、という方は、朝も洗顔料を使うほうが快適なこともあります。「正解は一つではなく、自分の肌の状態に合わせて選ぶもの」と考えると、迷いにくくなるでしょう。洗った直後ではなく、数時間後の肌の感じ方を観察して、調整してみてください。
水温についても、公的な資料に「何度が良い」という具体的な数字は見当たりませんでした。そのため目安として、熱すぎず冷たすぎない、手にあてて「ぬるい」と感じる程度のぬるま湯が扱いやすいと考えられています。熱いお湯は、必要なうるおいまで洗い流してしまい、乾燥につながる可能性があります。
逆に、冷たい水で毛穴を引き締めたい、と思う方もいるかもしれません。けれど、冷水だと皮脂やメイク汚れ、洗浄料が落ちにくくなり、すすぎ残しの原因になることがあります。無理に冷水を使う必要はありません。ぬるま湯で、しっかり洗浄料を流すほうが、肌にはやさしい選択です。
冬の朝は、お湯がなかなか温まらず、ついそのまま冷たい水で洗ってしまう日もあるでしょう。そんなときは、シャワーのお湯が出る前に洗顔を始めるのではなく、少し待つか、洗面器にぬるま湯をためて使うと、手軽に温度を整えられます。習慣を少し変えるだけで、肌のつっぱり感が落ち着く方もいらっしゃいます。

洗顔では、泡がクッションの役割を果たし、手と肌が直接こすれあうのを防いでくれます。洗顔料を手に取ったら、水またはぬるま湯を少し加え、手のひらや泡立てネットで、空気を含ませるようにくるくると泡立てます。目安は、泡を逆さにしても落ちない、ふんわりとした弾力のある状態です。泡立てに時間をかけすぎる必要はなく、手早く作れれば十分です。
泡ができたら、顔の中心から外側に向かって、泡をのせるように広げます。指先で肌を押さえつけたり、ゴシゴシ動かしたりせず、泡を転がすようなイメージです。小鼻のわきなど細かい部分は、指先を軽く使い、力を入れずになでます。洗顔料は、肌にのせている時間が長すぎないよう、手早く済ませましょう。
すすぎは、洗顔の中でもとても重要です。日本化粧品工業会は、汚れだけでなく、洗浄料そのものをきちんと洗い流すことが大切だと案内しています。生えぎわ、フェイスライン、あごの下、小鼻のわきは、特に洗浄料が残りやすい場所です。手でぬるま湯をすくって、顔にそっとかけるようにして、泡を流してください。シャワーを顔に直接当てるのは、水圧が強くなりがちなので避けたほうが安心です。
相談者すすぎは何回くらいやれば大丈夫ですか? ぬるっとした感じがなくなればいいのでしょうか?
Relash回数の決まりはないんです。泡が見えなくなっても、ぬるつきが残っていないかを手で確かめながら流すのがポイントです。生えぎわと耳の下は残りやすいので、最後に意識して流してあげてください。すすぎ残しは、肌荒れやかゆみの原因になることもありますので、念入りに行いましょう。

洗顔のあと、ついタオルでごしごしと拭いてしまう方は、意外と多いのではないでしょうか。洗ったあとの肌は、乾きやすく、バリアも一時的に揺らぎやすい状態です。こすると摩擦が角層に負担をかけてしまうので、タオルを顔にそっとあてて、水分を吸わせるように押さえるのが基本になります。
日本化粧品工業会のQ&Aには、体の乾燥に関して、やさしいタオルやブラシを選び、強くこすらないように、という案内があります。顔のタオルも、柔らかく、清潔なものを選ぶのがおすすめです。繰り返し使うことで繊維が硬くなってくるので、定期的に新しいものに替えると安心です。
また、タオルは湿ったまま長く使うと雑菌が繁殖しやすくなります。洗濯をこまめにして、しっかり乾かすことも大切です。洗顔専用のタオルを用意する、あるいはペーパータオルを使う方法もあります。気になる方は、家族と共用せず、自分用に分けておくのも一案です。
拭いたあとは、できるだけ早く保湿へ。日本化粧品工業会は、洗ったあとの肌は乾きやすいため、すぐに保湿ケアを行うよう案内しています。洗顔後に、そのまま洗面所で化粧水を手に取る習慣をつけてみてください。数分の差が、夕方の肌の感じ方に表れることもあります。
タオルの話をもう少しだけ。お風呂上がりやスポーツのあとなど、顔の水分を急いで拭き取りたい場面でも、ゴシゴシは禁物です。タオルを広げて顔にあて、手のひらで軽く押さえるだけで、思った以上に水分は吸い取られます。忙しい朝こそ、ひと呼吸おいて、肌へのやさしさを意識してみてください。
メイクや日焼け止めをした日は、洗顔料の前にクレンジングを使うのが一般的です。日本化粧品工業会のQ&Aによれば、石けんや洗顔フォームだけでは、ウォータープルーフの日焼け止めやメイクが落ちにくい場合があり、製品ごとの落とし方に従うよう案内されています。使っている製品の説明書をまず確認してください。
日本化粧品工業会の『肌の汚れを落とす ―洗浄料―』では、クレンジング料は、油性のメイクを油に溶かして落とす製品で、クリームやオイルなど形状はさまざまです。ティッシュやコットンでふき取るタイプと、水で洗い流すタイプがあります。いずれにしても、肌の上でこすりすぎないこと、使用量を守ることが大切です。
クレンジングのあとに洗顔料を使う「ダブル洗顔」が必要かどうかは、製品によって異なります。「ダブル洗顔不要」と書かれたものは、そのまま洗い流して構いません。洗顔料が必要な製品では、クレンジングの油分を洗い流すために使います。いずれも、説明書の使い方を守ることがいちばん確実です。
疲れて帰った夜、洗顔をする気力がないとき、メイクシートで済ませてしまう日もあるでしょう。たまには仕方ありません。ただ、毎日のようにシートで強くこすり落としていると、摩擦の負担がたまってしまいます。ポイントメイクだけ落としやすいリムーバーを使うなど、手を抜く場所を決めておくと、肌への負担を減らせます。

乾燥肌の方は、洗顔料を使う回数や量を控えめにして、泡をのせる時間も短くするのが基本です。夜の洗顔でしっかり洗い、朝はぬるま湯だけで済ませるという方法もあります。洗顔後すぐに保湿を行うことも大切です。肌のつっぱりが続くときは、洗顔料が肌に合っていない可能性もあるので、見直してみてください。
皮脂が多い肌の方は、洗いすぎると、かえって肌が乾燥して皮脂が増えることもあるといわれます。1日2回の洗顔を基本に、泡でやさしく洗い、Tゾーンだけ丁寧に洗うなど、部位で調整しましょう。べたつくからといって、一日に何度も洗顔料で洗うのは避けたいところです。
敏感に傾いている肌の場合は、刺激の少ない製品を少量使い、こすらない、熱いお湯を避ける、すすぎをていねいにする、といった基本を守ります。赤みやヒリヒリが強いときは、洗顔料を休み、ぬるま湯だけにする方法もあります。症状が長引く場合は、皮膚科にご相談ください。
汗をかく季節は、運動や外出のあとにぬるま湯で顔を流す程度でも、気持ちよく過ごせます。汗や汚れが気になるたびに洗顔料で洗うのではなく、ぬるま湯で流して、清潔なタオルで押さえるだけでも十分です。季節に合わせて、洗顔のスタイルを柔軟に変えてみてください。
相談者洗顔ブラシや毛穴ケアの道具を使ってもいいですか?
Relash使うなら、肌の状態が安定しているときに、短時間・弱い力で、が鉄則です。ブラシやスクラブは、力加減ひとつで摩擦の負担が大きく変わります。赤みやヒリつきを感じたら、すぐにお休みしてくださいね。迷うときは、手と泡だけでの洗顔でも十分です。
ここまでの内容を踏まえて、今日の洗顔を振り返ってみましょう。「お湯は熱すぎなかったか」「泡は足りていたか」「すすぎ残しはなかったか」「タオルでこすらなかったか」。この四つを心の中で確認するだけでも、毎日の洗顔は少しずつ変わっていきます。完璧を目指すより、気づいたところから少しずつ整えていくのが、長続きの秘訣です。
代表的なのは、ごしごしこする、熱いお湯で洗う、洗顔料を肌の上に長く置く、すすぎ残しがある、清潔でないタオルを使う、といった習慣です。日本化粧品工業会が指摘するとおり、強くこすって洗うと肌を傷める原因になります。一つでも思い当たったら、できるところから改善してみましょう。
もう一つは、一日に何度も洗いすぎることです。テカりが気になる、毛穴が気になるといって、洗顔を繰り返すと、肌に必要なうるおいまで落ちてしまいます。洗顔の回数を増やすより、保湿をていねいにしたり、あぶらとり紙を軽く使ったりする方法のほうが、肌への負担が少ないことが多いです。
さらに、洗顔直後に保湿せず、放置してしまうことも、見直したい習慣のひとつです。洗顔後に化粧水をつけないまま、髪をドライヤーで乾かしたり、スマホを見たりすると、肌の水分がどんどん蒸発してしまいます。洗顔と保湿はワンセットと考えるのが、乾燥しにくい習慣づくりのコツです。
洗顔後に強い赤みやかゆみが出る、洗顔料を変えても、ヒリヒリが続く、湿疹のようなブツブツが広がる、といった場合は、洗顔方法の見直しだけでは解決しないことがあります。日本化粧品工業会は、化粧品の使用中や使用後に、赤み、はれ、かゆみ、刺激などが出たら、使用を中止し、症状が重いときは、できるだけ早く皮膚科専門医に相談するよう案内しています。
また、急に増えたシミ、色や形が変わってきたほくろ、頬に左右対称に広がる色むらなどは、洗顔やスキンケアだけで判断できないものです。診断や治療は、医療機関の領分となります。サロンのケアは医療ではないため、気になる症状がある場合は、まず皮膚科を受診してください。
一般的には朝と夜の2回が目安ですが、公的な資料に決まった回数はありません。肌質や季節、メイクの有無で調整してください。洗いすぎてつっぱるときは、回数や洗顔料の量を減らしてみましょう。
必ずしもそうではありません。夜はメイクや皮脂を落とすために使い、朝は肌の状態によってぬるま湯だけにする方法もあります。ただし、皮脂の多い方は朝も使うと快適な場合があります。
洗ったあとの肌は乾きやすく、水分が蒸発しやすい状態です。できるだけ早く化粧水や乳液で保湿することをおすすめします。保湿の順番については、製品の説明書もあわせてご確認ください。
必須ではありませんが、少量の洗顔料でも弾力のある泡を作りやすくなります。使った後は、洗って乾かすなど清潔に保ってください。ネットがなくても、手のひらで空気を含ませるように泡立てることは可能です。
洗顔の目的は、余分な皮脂や汚れを落として肌を清潔にすることです。毛穴の見え方には、乾燥や年齢などさまざまな要因が関わります。毛穴の悩みが強いときは、洗顔を増やすより、保湿や紫外線対策も含めて見直し、気になる場合は皮膚科にご相談ください。


正しい洗顔は、ぬるま湯とたっぷりの泡、やさしい手の動き、ていねいなすすぎ、押さえるタオルが基本です。回数や温度に決まった数字はありませんが、洗いすぎず、洗い残しもなく、洗ったらすぐ保湿を心がけると、肌への負担を減らせます。赤みやかゆみが続くときは、皮膚科にご相談ください。
石巻市のRelash Garden Loungeは、肌に向き合う時間を、心ほどけるひとときにとの思いで、ホームケア相談や、ポイントケアの炭酸フリーズピーリング、コラーゲンマシンをご用意しています。洗顔の方法やアイテム選びで迷うときは、肌の状態を見ながらご提案しますので、お気軽にご相談ください(効果には個人差があります)。メニュー・料金もご覧いただけます。
日本化粧品工業会『肌の汚れを落とす ―洗浄料―』、日本化粧品工業会『化粧品Q&A』、日本化粧品工業会『もし肌トラブルが起きてしまったときは』、日本化粧品工業会『皮膚の乾燥と保湿』(田上八朗、2012年)。